くおりあは何度でもころぶ。

フリーランスwebライター「くおりあ」が何事かを吐き捨てる。

UMPC欲しいけど買えない?作っちゃおうぜ!っていうアレ。

うも皆さんお久しぶりですくおりあです。

去年は全然記事上げてなかったんですが、話題は豊富でしたね。
何の話題かって?そりゃUMPC/PDAですよ。

GPD Pocket2からすでに、いいなーほしいなーって思ってたんですが、あれよあれよと言う間に各社魅力的な商品が出てましたね。

ですがまぁ…狙いつつも手を出せなかったんです。なぜならビンボーだから!!

GPD Pocket
GPD Pocket2
GPD MicroPC
GPD P2 Max
Gemini PDA
Chuwi Minibook
One-netbook OneMixシリーズ
Peakago
Topjoy Falcon
Magic ben MAG1

ざっと目をつけたものだけでもこれだけあってですね。

 

まぁ全部どころか一個だけ買うんでもたぶんお財布が泣き叫ぶ感じなんですよね。

 

でもその中で、Gemini PDAが一番欲しかったんです。あの大きさ、キーボードに注力したっていうコンセプト、デザイン、かなり理想に近い端末だったんです。

 

そんな折、最寄りのツクモにGemini PDAとGPD P2 MAXが、そしてヨドバシにはOneMix 2Sが入荷されたので、触ってみました!っと…ワクワク…ペチペチ………んー?これなんか…違う…。

 

思ってたのとちょっと違いました。まぁそれでも欲しかったですけどね。

 

そんで、考えたんです。「そっか、持ち運びができて、キーボードがあって、Android環境があればある程度の作業はできる!」ということを。

 

PDA用途として使うデバイスにハイスペックって必要か?
せめてブラウザをストレスなく見ながら原稿が書ければいいのでは?
UMPC買ったとして、結局ぱっと出してさっと使えるポジションはスマホでは?
つまりスマホ=理想のPDAの母体となりうるのでは?と。

 

ついでにもう一つ判断材料として、Gemini PDAを使っている方のブログを見ると、Androidの開発者オプションから、「最小幅設定」で、画面の解像度を上げられるという情報を得ました。

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スマホをPCライクに使う操作

 

これならchromeもきちんとタブ表示されるし、UMPCにかなり近い使い方ができるのでは?と。

 

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となると、残る問題は以下の通り。

 

①キーボードとスマホ本体が分離しないようにがっちりホールドしてほしい
②クラムシェルにしたい。キーボード含めてサイズは8インチ未満にしたい
③必要なときはスマホを取り付け、終わったら取り外せる機構が欲しい
④スマホへの給電機能がほしい

 

…という感じです。
まぁ、Graalphoneなんだよなぁ…頓挫したプロジェクトだけど(※参考)

ascii.jp

というわけで検討進めたわけですが、①〜④を満たすデバイスなんて、当然売ってません。ニッチ過ぎます。ノートパソコンかタブレット買えや、と言われてサヨウナラです。いや、ノートもタブレットも持ち歩きたくないねん。

 

ってことはですよ。
ないなら作るしかなくない?
作るしかないですよね?
むしろ作ることに意義がありますよね?

というわけで作りました。ここからが本題です。

 

○なんと前例が

私もよくUMPCなどの情報をチェックしているデイリーガジェット、なんとUMPC作ってました。素晴らしいです。

 

 

秋葉原で買ったパーツで理想のUMPCを作ってみた ①試作壱号機

秋葉原で買ったパーツで理想のUMPCを作ってみた ②試作弐号機

(読み応えバツグンのシリーズ企画です。密かに三号機楽しみにしてます)

 

…と、やはりヒンジが最大の問題です。ちなみに、初号機は私も全く同じ材料で作りました。

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キーボードは記事と同じものを探して購入

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スタンドも同じものを導入しました。
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今回は試製なので両面テープで固定しました

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完成品はこちら

カーソルキーがあるので、ゲームには便利ですよ!

 

しかし、私は一応ライターの仕事をこなしたいので、やはりタッチタイピングできることが必須です。あとこの構造ですと、キーボードの下にスタンドの足が乗っかるので、机上でのタイピングの際にガタつきがあります。加えて、キータッチはやはり快適とは言いづらく、長文入力作業には適しません。(まぁ、当然っちゃ当然ですが)タッチパッドは魅力的なんですけどねー…

 

…ということで、無念でしたが解体。べりべり。

 

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○試作第二弾、つくるぞー!


主眼をどこに置くか?というと、やはりキーボードということで、キータッチがよく、かつコンパクトなものをセレクトしました。チョイスしたのはこちら。

 

3E-BKY6-BK スリーイー Bluetoothキーボード 2つ折りタイプ (ブラック) Plier

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感想(0件)

 

折りたたみ式ですが、折りたたみ機構は接着剤で黙らせます。ここ別に折れなくていいので。むしろパカパカして邪魔

さて、ヒンジ部ですが、先ほどのこのスマホスタンド、ヒンジは優秀なんですよね。

ということで、キーボードの高さに合わせて、切断します。固くて切れない?実践しないほうがいいかもしれません。私はデザインナイフで切れ込み入れてへし折りましたが。

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そんでこれを、キーボードの裏に接着します。

 

ここはスマホを持って開閉するとこなので念入りに。いい加減にやるとベキベキって剥がれます。剥がれるとだいぶ悲しいです。

 

接着が完了したら、次はスマホのマウントを設置します。

 

ここで重要なのが、「適宜スマホを着脱できること」です。

 

つまり完全なホールドじゃなく、どこか1箇所開けておいて、3点でホールドできればOK。まぁ最悪上下2点とかでもいいんですけど、そうすると横揺れに弱くなります。目安としては、多少揺れたり手がぶつかってもスマホが落ちない・ずれないくらいのホールド感です。

 

ちなみに、キーボードに標準装備されている「置くだけ」のスマホスタンドで用が足りるって人はそれでいいと思いますよ。私は移動中の車の中とか飛行機とかで、揺れる環境にさらされたときにスマホが動いちゃうのが不愉快なのでこんだけ固定してます。

というわけで、私が使ったのはTPU素材のスマホケース。なぜかって?ハサミで切れるから。

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これを→こうじゃ!

充電口のある方をカットして、スマホスタンドのバーに取り付けます。私は両面テープでつけましたが接着剤でもOK。このカット方法の場合、スマホの給電口を左側にして、左側から差し込む感じですね。ちなみに、TPU素材はやや柔軟性があるので、あまり分厚いものでなければケースをつけた状態でもそのまま差し込めます。

 

これでコアは出来上がり。

 

キーボードに切断したスタンドを取り付けるときは、折りたたみ状態でスマホがキーボードと並行になるように調整して位置決めします。

こんな感じに。

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背面

(接着剤を一度つけた跡は見なかったことに…)完全に無用の長物となる…むしろ、パカパカ動いて邪魔くさいスタンド部は接着剤or両面テープで潰します。

 

さて、これで一応使えるんですが、やっぱりアタマが小さすぎてかっこ悪いですよね。あとこのまま持ち歩くとキーボードにゴミが溜まりそう。なので蓋を取り付けます。

 

蓋の素材は、ダイソーの300円商品、iPadケース。これのプラスチック部分をべりべり剥がして、

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適当な大きさにカットします。だいぶ硬いですが事務用ハサミでいけます。軍手推奨

スマホスタンドの裏面に接着剤で取り付けます。

 

これでOK。クラムシェルぽくなりましたね。ね!(断言)

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蓋を閉じた状態

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蓋を開けた状態

あとは、余白スペースに好きなもの取り付けたらいいです。私は充電口が左側なので、右側が空きスペースに。ここにメッシュポーチの切れ端(ハサミでいけます)を貼り付けて、超小型マウスの格納場所にしました。ここにBluetoothイヤホンとか、スマホクリーナーとか仕込んでもいいかもですね。そのへんはお好みで。

ちなみにこのマウスなら入ります。

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○評価

入力が超快適&極めて短い時間で作業に取り掛かれる


使い勝手ですが、まずタイピングがとんでもなく楽です。Androidの標準機能で画面分割できるので、ブラウザ見ながら執筆もできます。あとはFloating Apps使うのもいいかと。

ちなみにサイズですが、縦150mm×横250mm×高さ35mm。高さが少し出てしまいますが、ショルダーバッグとかにも難なく入るサイズ感になりました。

スマホについてるポート類やジャック、ボタンを潰さないように配置してるので、クラムシェル状態でもスマホの機能を失わないことも良いです。

それから、スマホをすぐに着脱可能にした機構はやっぱり正解で、たとえば人と待ち合わせしている相手が来るまでの10分とか15分でささっと取り付けてキーボードの電源を入れれば、すぐに原稿作成に取り掛かれます。

ぱっとアイディアが浮かんだときにさっとメモしたり原稿に落とし込めるのは、仕事柄とてもありがたいのです。

 

○課題

要件に挙げた、①から③までは満たされましたが、まだ④が達成できていません。方針としては、キーボードの下が丸々空いてるので、ここに薄型モバイルブースターを装着するか、背面のヒンジ部に円筒形・四角柱型のものを取り付けるかで対処できそう。キーボードよりスマホ側が重いという重量バランスの問題も同時に解決できますし。切断面がガタガタ?なんか微妙に傾いてる?細かいことは気にするなよ。

 

○かかった費用

・キーボード:5,000円くらい

・スマホスタンド:800円くらい

・iPadケース:300円(ダイソー)

・両面テープ:110円

・接着剤 :100円(ダイソー)

・スマホケース:700円くらい

合計:7000円ぐらい!

 

○総評


なんで作ったのか?と言われれば、「市販されているUMPCが高かったから」に終始しちゃうんですけど、実はもうちょっと考えてたことがあります。それは、「UMPC(というかPDA)で、『なんでも』やらなくてもいい」ということです。

PCを出すほどではないけど、スマホの縦画面だとちょっとやりづらい、みたいな、それこそキーボードがあればできるというような、原稿作成・ブログ記事作成なんかがその代表格かなって思います。

ブログの原稿書く「だけ」ならポメラだっていいわけですよ。でも、ブラウザで情報集めたり、画像入れたりしながら作るならやっぱりスマホのほうが便利だったりします。

 

そこで、一見相反する考えとして、スマホでやる、というこの方法だと外出先での作業はスマホ一台で完結させられるっていうのがあります。スマホで写真撮って、それをGoogleドライブとかGoogleフォトにあげて、それがPCに同期されるのを待って、改めてPCから編集って、まぁ面倒ですよね。

 

じゃあスマホ+Bluetoothキーボード持ち歩けばいいやんって、そりゃそうなんだけど、移動中(車とか電車とか)の場合、ちょっとの揺れでスマホ吹き飛ぶみたいな事態もあって。PCみたくしっかり据え置ける「PDAっぽい端末」がほしかったわけです。

 

スマホでできることに用途を絞って、スマホがカバーできる領域とPCでできる領域の間を埋めるのがUMPCやPDAの役割と考える、そんでそういうことができるキカイを目指して作りました。

 

某所さんで作っていた試作型のUMPCは正直かなり衝撃的で、なるほど、自分で作るという選択肢もあったか、と気づくきっかけになりました。

 

今回の試作機は、頭の中で「こんな感じのものが欲しいなー」と思ってたものがだいたい実現できたので、個人的には満足です。ですが真似はおすすめしません。作業中に2箇所ほど怪我しましたし。

 

という感じで!めちゃくちゃ長い記事、読んでいただきありがとうございました!